初めての練習では、速さよりも「教材を1つ選び、最初のキーを押し、短い文を1つ終える」ことを目標にすると、保護者が見るべき点を絞れます。つまずいているのが画面なのか、キーボードなのか、文そのものなのかが分かりやすくなります。
ここで紹介するのは始め方の一例で、上達の速さを保証するものではありません。練習の分数や到達すべき速さも決めていません。
始める前に保護者が確認すること
物理キーボードのある端末を使います。パソコン、Chromebook、外付けキーボードのあるタブレットです。指ガイドは物理キーボード向けに作られています。スマートフォンでサイトを見つけた場合は、練習そのものはパソコンで同じページを開いて行ってください。
渡す前に、キーボードがつながっているか、音量、そしてパソコンの入力モードが半角英数(日本語入力オフ)になっているかを確認します。日本語入力がオンのままだと、押したキーが期待どおりにレッスンへ届かないことがあります。レッスン画面の「キーボード」設定では、指ガイドの配列をUSとJISで切り替えられます。手元のキーボードに合うほうを選んでください。
アカウントは不要ですが、それは「何のデータも扱わない」という意味ではありません。レッスンが終わると、どのレッスンか、かかった時間、打鍵数やミスなどの匿名の記録が1件保存されます。名前は含まず、2つの記録を同じ子どもに結びつける情報もありません。詳しくは保護者向けページで説明しています。
文字・単語・文のどこから始めるかを選ぶ
「はじめて」のページには、1文字ずつのキー、単語、そして短い英文の教材があります。キーを探すところで止まる子は、文ではなく1文字ずつの練習から始めて構いません。キーの場所が分かる子は、すぐに短い文を試せます。
最初からページの教材をすべて終える計画は立てず、まず1つだけ試します。
短い英文で試す:Happy Cat
Happy Catは、いちばん短い文のレッスンの1つです。入力欄の上には、読み上げ言語での意味が表示されます。日本語なら「猫が丸太を飛び越えます。」です。入力欄の中にあるのが実際に打つ文字で、「the cat jumps over the log」と小文字・ピリオドなしになっています。「大文字」と「末尾のピリオド」の設定が最初はオフになっているためです。上の日本語の文ではなく、入力欄の文字に合わせて打ちます。
- レッスンを開く。保護者:一覧ではなくレッスン画面が開いているか確認する。子ども:指ガイドで光っている次のキーを見る。
- 始める。保護者:文を一度いっしょに読む。子ども:最初のキーを押す。スタートボタンはなく、最初のキーを押すと始まります。
- 続ける。保護者:画面やスペースで迷ったときだけ手伝う。違うキーを押すと「おした キー」と「つぎは これ」が並んで表示されます。子ども:表示された順に打つ。
- 終える。保護者:「できたね!」のカードが出たか確認する。子ども:かんたんだったところと、迷ったところを1つずつ話す。
カードには「正確率」「1分あたりの語数」「ミス」が表示され、「もう一度」のボタンと「Enterキーで次のレッスンへ」の案内が出ます。初回は速さを合格ラインとして見る必要はありません。レッスンの進み方を知るための1回です。
時間より「どこで止まったか」を見る
初回は、練習そのものより端末の準備に時間がかかることがあります。「5分で終わらなければ失敗」とは考えないでください。時間を決めて試すのは家庭で続けやすくするための工夫であって、子どもに最適な分数が一律に実証されているわけではありません。研究で分かることと家庭で決めることは、練習時間の記事で分けて整理しています。
- 始められない:レッスン画面が開いているか、入力モードが半角英数になっているかを確認する。
- 1つ1つのキーが見つからない:次の文の前に、1文字ずつのレッスンを選ぶ。
- 声だけが出ない:「音声オン/音声オフ」のボタンと音量を確認する。読み上げはブラウザの音声機能を使っていて、音声がなくても入力はできます。
- 光るキーと手元のキーボードが合わない:「キーボード」設定(US/JIS)を確認する。
次の練習につなげる
同じ文をもう一度試す、1文字ずつの練習に戻る、別の日に再開する。次に何をするかは、ほかの子の速さではなく、迷ったところに合わせて決めます。最初の1回の目標は、ランキングではなく、自分で始めて終えられる短い練習です。